July 13, 2004

Thin clients

出典:
Linux based thin clients pinch watts with Transmeta processors
意味
ハードディスク、CDドライブ、フロッピーディスクドライブなど、壊れやすいディスク系のデバイスを外したクライアントPCのこと。単に壊れにくい以外に、ウィルスに犯されにくいなどサーバー側として管理が楽。
感想:
サイズのこと、使いやすさのこと、価格のこと、それらを考えれば、組み込みLinuxがシンクライアントに採用されるのは必然。

July 08, 2004

組み込み市場

今年6月に経済産業省が、
組み込み産業の統計調査を「2004年版 組込みソフトウェア産業実態調査報告書」として発表していた。

気づいたのは、今日のESECでのMontavistaのプレゼンテーションで。

経済産業省のページ。

これはちゃんと読んでおかないとまずいな。

そうそう、このblog、blogであるにも関わらず、コメントができないと指摘された。

書き込み権限の割り振り方が悪かったのかな。
今日中に手直ししておきます。

July 06, 2004

中国組み込み市場の調査方法

中国企業について、一般的にどうやって調査しているのだろうか?
全ての情報が英語で公開されているとは到底思えないのだが・・・。

このようなblogをやっていて、英語のサイトに行くことは当然だ。
組み込みLinuxであるTimesysLinuxやMontavistaのコンシューマエディションなどは、米国発であることもあるし、オープンソースへの理解が深く、情報の公開量が多い。

僕が組み込みLinuxに興味を持ったのは、
日本の家電業界、自動車業界、産業用機械業界、携帯業界が生き残るために、
ハードウェア的な部分で戦うのではなく、
ソフト(アプリケーション)を開発することに注力し、
付加価値を高めようというその思想に共感したところが大きい。

何の話か遠まわしだが、日本企業がここで競走相手にしているのは、
中国企業であり、彼らがどのような活動をしているのか、
その動向を探る必要がある。
あちらでもコスト争いではなくなり、次々と技術を盗んで(いい意味で)いるのであれば、
それを見越した早い展開を想定することになる。
でも、その元の情報は、中国語で書かれているものが多い。
その国の言語に精通していないと調査はできない。
だから、現地法人を作るのかと本当に今は納得。

さて、どうやって調べていこうか。

July 05, 2004

カーナビLinux第一弾?

既に一ヶ月経ってしまったが、
SONYがMontavistaのLinuxを搭載したカーナビを発表した。

Sony debuts Linux-based in-car nav / infotainment line in Japan(2004年6月10日)

カーナビ市場は、
・OEM(純正品)
・アフターマーケット(市販品)
の二つに分けられる。

市場規模としては、
前者は、新車の60%に搭載されているとのことで、新車の販売台数はここ数年600万台弱なので、
360万台。
後者は、300万台程度のようだ。
ソース:
日経MAリリース

OEM市場でどれだけLinuxが採用されているかは不明だ。
ただ、OEMの方が、安全性が重視されるために、
まだ現在のLinuxで対応するのは難しいだろう。

アフターマーケットに導入事例は、Timesysなどがあるようだが、実際にどの製品に導入しているのかは公開していない。

今後の、自動車市場におけるLinuxの動向を占う意味で、
公開された情報では初めてのSONYのカーナビに注目してみた。